清水寺の修復
2017/12/04
京都の清水寺。現在修復中で仮囲いに覆われているのですが、紅葉の時期と重なり期間限定で夜間参拝をしていましたので、滑り込みで見に行ってきました。
修復内容は、屋根の檜皮(ひわだ)の葺き替えと外壁の塗り替えを行うようで、調べてみると工事は2020年前後まで続くようです。
(※ちなみに檜皮(ひわだ)というのは桧の木の皮です。これを連続して貼っていくのですが、樹齢70年以上重ねた木の樹皮を用いるようです。ですので文化財レベルの建物の屋根でよく見られます。)
一般のお客さんは、「何でよりによってこんな時期に来てしまったんだ」と嘆いている方も多かったですが、僕はこの現場感満載の状況、なんて美しいんだろうと感動してしまいました。
完全に職業病かもしれませんが、仮囲いから感じる機能を優先した整った感じであったり、これからできるものに対する期待感のようなものを感じるからでしょうか。
建物の構造などもそうですが、機能美のようなものにとても惹かれるのかも知しれません。
いままで見てきた清水寺は400年以上経過していたそうですので、確かにメンテナンスは必要ですよね。実際、近くで見ると中は透けており屋根が剥がしてある状態が見れました。これはこれでなかなか見ることができないレアな状況です。
どのように修復されるかとても楽しみです!
周辺も紅葉&スーパームーンの時期と重なり素敵な景色。良い時期に来れました。