ひとつに絞ること
2017/12/25
物を買うとき、色々と試して、よく吟味してから買われることってよくありますよね。
洋服だったり、家電だったり、様々な状況があると思いますが、
試着してみたり試運転させてもらったりして自分に合うものを見つけたりします。
ですが、例えば、
ミュージシャンが、プロデューサーに楽曲を依頼するときや他のアーティストにコラボレーションを依頼するとき、
陶芸作家の方に特注でお皿を焼いてもらうとき、
洋服であればオートクチュールで製作してもらうとき、
などなど、
この前者と後者では内容が異なりますよね。
前者の場合は、工業製品であったり、お店で売っているようなものが多いと思います。
後者の場合は、いわゆる「ものづくり」と呼ばれるもので、ゼロから生み出していくものですね。
クリエイターと呼ばれる方は後者で、この方々へ仕事を依頼する際に、他にも複数の方の存在がチラつくと受けてもらえるものも受けてもらえない状況になりそうですよね。
ましてや、色々と声をかけ出てきた複数の作品を、依頼するクリエイターに見せて良いとこ取りをするようなスタンスは著作権的にどうかと思いますよね。
ということで、こういうとき「ひとつに絞ること」って、時としてけっこう大事な気がするのです。
ものづくりというゼロからものを生み出す場合、つくり手はやはりそれなりの覚悟が必要です。
なので、依頼する側も覚悟を決めて、絞って依頼することも時に大事なことかと思います。
そういうスタンスが良い結果を生むこともあると思うのです。
選んだ人を信じることですね。
もちろん、色々な立場やパワーバランス、プロジェクトの内容もあっての話しですが、結構シンプルなことなのかなと思います。
最近ちょっと気になったので、メモ的に記しておきたいと思います。