あきらめないということ
2023/06/17
とある学校の設計の授業で非常勤講師をしているのですが、先日課題の提出がありました。
全員提出で、みんなよくがんばってくれたと思います。
少しずつ作品をつくりあげていく授業なのですが、器用に手際よく進めていく子もいれば、迷いに迷って全然制作に着手できない子もいました。
大体、この両極なのですが、結果、どちらの場合であっても、途中であきらめた場合とあきらめない場合では、最後の完成形の出来が違います。
前者の場合の器用な子であっても、自分はこのくらいでいいやと思って、ある意味あきらめている子は作品の出来が浅い。
後者のあきらめた子は、当然未完に近い残念な出来になっている。
ただ、あきらめなかった前者は、求められていなかった模型まで提出してきてかなりの完成度になっていたり、
あきらめなかった後者は、とんでもない逆転ホームランのようなアイデアが最後に降ってきて、アイデアで勝利していたりする。
本当に見ていてハッキリと違いが出ています。
向き合い方でここまで変わるのだなと。
結果、最後まであきらめなかった子は、自分のなかでの限界を超えており、気づかないうちに次の機会に対しての自信と実力がついているものです。
これは、僕たちの仕事や生き方にも言えること。
あきらめないっていうことは、単純だけど大事であり、結果の良否をわける重要な要素なんだと再認識しました。
僕は昔から良くも悪くも、これと決めたらあきらめない執着があるほうだと認識はしていて、例えば施工業者さんなどには多少ご迷惑をおかけしているかもしれません。
それは、ただただ良いものにしたいというシンプルな気持ちからくるものなのですが、
まわりの方々に迷惑をかけない程度に、あきらめない気持ちは持ち続けていきたいなあと思います。
それでも迷惑をかけていたらすみません。笑